※実際の写真を掲載しています。苦手な方は閲覧にご注意ください※
2023年10月、息子の脱ステを始めて1年が経過しました。
あっという間の1年でしたが、この1年の間にも肌の状態はよくなってを繰り返し、もうすぐ二度目の冬を迎えようとしています。
脱ステ開始から1年のリアル

乾燥する季節になり、息子の肌状態が悪化しないことを祈る日々。
今のところ顔~首は落ち着いていますが、相変わらず両脚の内側や太ももの内側は、眠くなると痒くなり時には血が出るほど掻き崩したりします。
そのせいか、両脚の裏側・内側はガサガサで皮膚が厚く、黒っぽくなっています。

調子が悪い時や眠くなるとは掻きむしって傷を付けてしまう腕ですが、以前よりかなりキレイになりました。
しかしここ最近驚くような嬉しい変化があったのも事実。
数カ月前は痒くて夜中に何度も起きては「かきして(掻いて)」と泣いていたのが嘘のように、最近は起きても1回だったり、朝までぐっすり寝てくれる日も出てきました。
また、引越しを機に塩素除去のシャワーヘッドに替えたことがキッカケで、全力でお風呂を嫌がっていたのが嘘かのようにシャワーもお風呂も楽しむようになったというのもいい変化でした。
この嬉しい変化を感じれるようになったのはごく最近。脱ステ開始1年目のリアルです。
精神面が大きく関わっていた
脱ステ開始から1年の節目には夫の転勤があり、気に入っていた幼稚園の退園、仲良しのお友達との別れ、住み慣れた環境からの引越しと、生活環境が大きく変わりました。
息子にとってはこの生活環境の変化がとてもストレスだったようで、引越し前後には落ち着いていたアトピーが悪化。

幼稚園を退園した翌日、キレイになったと思っていた顔にプツプツと症状がでてきました。
最近はこのくらいの状態なら2~3日も放っておけばよくなっていたのですが、今回はちょっと状況が違いました。

日に日に症状は悪化し、両頬は赤く炎症をおこしてブツブツになってしまいました。
しかし不思議なことに、これだけ肌状態が悪化したにもかかわらず顔は痒がらなかったんです。

掻かないことで回復が早かったのか、少し慣れて落ち着いたのか、引越しをして1週間経つ頃には症状は落ち着いてきました。

引越して2週間経過する頃にはブツブツはキレイに消え、触るとスベスベで気持ちのいい肌に。
引越しによる生活環境の変化は、アトピー症状の悪化だけでなく、精神的にもかなり不安定になった息子の姿をみて、肌と心は繋がっているのだと改めて教えられたのが脱ステ12ヵ月のことでした。
引越しによる息子の変化は別の記事でご紹介しています
>> 3歳児を連れての引越し。大変だったのは「子どもの精神面」
「何もしなければ治る」その意味が分かった

セカンドオピニオンを受けた2023年5月から一度も病院へは行っておらず、肌の調子が悪い時はスパジリックビーを塗るだけのケアしかしていません。
あまりに肌状態が悪いと病院へ行って安心したい。薬を塗って1日も早く治したい。
こんな思いになってしまいますが、息子の場合は病院へ連れまわされて、検査されて、見せたくない肌を出されて、薬を塗られて…このこと自体がストレスだったのかなと、最近は思うんです。
1年間 息子の脱ステを間近で見てきて、あれだけ必死に病院を探して、病院をハシゴして、2時間もかけて遠い病院へ通っていたのが嘘かのように、私自身の考え方が180度変わったことは確か。
藤澤先生が仰っていた通り『何もしなければ治る』という意味が最近になってようやく分かったような気がします。
当ブログは「脱ステ」を勧めるものではなく、ステロイドを使った治療を否定するものでもありません。
息子のアトピーにはステロイドが効果がなかったため脱ステを選んでいるまでです。
「脱ステ」には賛否両論、様々な意見があるかと思いますが、脱ステを頑張る息子をどうか優しく見守っていただけると幸いです。
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