生後3ヶ月から悩まされたのが「乳児脂漏性湿疹」。
乳児脂漏性湿疹は痒みはないといわれますが、息子の場合はあせもなどの乳児湿疹も重なり、掻きむしって傷つけてひどい状態になっていました。
病院で教えてもらったケア方法やおすすめアイテム、脂漏性湿疹はいつ治る?など、実際に息子のケースを写真付きでご紹介していきます。
※実際の写真を掲載していますので、苦手な方は飛ばしてください>> Jump!
こんな症状は乳児脂漏性湿疹かも?
生後2~3ヶ月くらいまではホルモンの影響により皮脂の分泌が活発になり湿疹ができやすくなります。
「赤いプツプツができている」「黄色く厚いかさぶたができた」「頭皮が乾燥しフケのようになった」これらは実際にあった症状でした。
▶生後3ヶ月
部位:頭
症状:カサカサ乾燥してフケがついたようになっている、所々に赤みがある
頭皮はカサカサ乾燥して白っぽいフケのようなものがパラパラっとよく落ち、傷だらけになるほど掻きむしっていました。
部位:頬~耳周辺
症状:カサカサ乾燥して皮が剥け赤みがある、赤いプツプツ(湿疹)がある
顔全体も乾燥していましたが、頬~耳は特に症状がひどかく掻きむしっては傷つけて出血していました。
部位:脇周辺
症状:いくら保湿剤を塗ってもカサカサで、赤みがあり皮が剥けてしいる
生後3カ月でとくにひどかったのが脇周辺で、ひどいときはじゅくじゅくして膿がでて固まったような色のカサブタがついていることも。
乳児のおよそ3人に1人は発症!?
息子の症状は乳児脂漏性湿疹でした。
乳児脂漏性湿疹の原因は皮脂が過剰に分泌される生後2~3ヶ月ころに起こる皮膚炎で、乳児のおよそ3人に1人は発症するそうです。
✔なりやすい月齢は生後2週間~3カ月ごろ
✔なりやすい季節は通年
『乳幼児脂漏性湿疹』の症状・できやすい場所
頭部、おでこ、眉毛の部分、生え際、頬、首周囲、耳の周辺、わきの下など皮脂線の多い場所
息子の場合は頭部・耳の周辺、わきの下でしたが、1番症状がひどかったのがわきの下周辺でした。
症状
- 湿疹ができる
- 黄色いかさぶた
- フケのようなかさぶた
痒みはほとんどないといわれていますが、炎症を起こして赤く腫れたり、患部がじゅくじゅくすることもあり、場合によっては痒みが伴うこともあるそうです。
息子の場合は痒みがあり、知らないうちに掻きむしって傷だらけになっていました。
処方された薬
- ヒルドイドソフト軟膏
- ビーソフテンローション
- プロペト
ケロイドの症状(皮膚が増殖して厚くなり、かゆみ、痛み、赤みなどの諸症状)を抑え、痛みやはれを和らげる薬にヒルドイド軟膏、頭皮にはビーソフテンローション、全身の皮膚保護のための保湿剤としてプロペトが処方されました。
<ステロイドの目安>
チューブタイプ(口径が5㎜程度)で、大人の人差し指の一番先から第一関節まで薬を乗せた量(約0.5g)で大人の手のひら2枚分の範囲に塗るのが適量です。
案外多いかも?と感じますがステロイドを塗ったあとにティッシュを1枚貼りつけて落ちてこないくらいの量がいいそうです。
乳児脂漏性湿疹いつまで?
薬を塗り続けて、1~2ヶ月ほどかけて徐々に症状は改善していきました。
薬を塗っておよそ1カ月半ほどで脇周辺のかさぶたや皮むけといった症状は落ち着き、少し赤みのあるブツブツが残っていますが徐々に薄くなっていきます。
あれだけ掻きむしってじゅくじゅくしていた傷でも、跡は残りませんでした。
症状が治まるまでに小児科は3回受診しましたが、生後5カ月には体の保湿剤としてプロペト、頭皮にはビーソフテンローションの2種類の処方に変わりました。
病院へ行く目安は?病院は何科?
乳児脂漏性湿疹は正しいケアをすることで、ほとんどの場合自然に軽快します。
ケアを続けても赤みが強かったり痒がったりするなど、症状がひどくなった場合は保湿剤以外の薬が必要になるケースがあるため、以下のような場合は早めに小児科または皮膚科を受診しましょう。
- 1週間~10日ほど続けても湿疹が悪化している
- 掻いて出血している
- 湿疹から黄色い汁がでてくる
乳児脂漏性湿疹のケア方法
かさぶたはふやかす
かさぶたのようになっている部分は、入浴(沐浴)の30分くらい前にワセリンやベビーオイル、オリーブオイルなどをたっぷりつけたカット綿を当ててふやかすと取りやすくなります。
かさぶたを無理に取ろうとすると悪化してしまうので無理やり取るのはNG。
無理に取らなくてもケアを続けるうちに自然にきれいになっていきます。
泡で洗う
お湯だけでは皮脂の汚れをきれいに落とせないため、石けんをよく泡立て、手のひら・指の腹などを使って泡で優しく洗うようにします。
ガーゼやスポンジなどを使わなくても泡で洗うだけで十分。
ゴシゴシ洗うと肌を痛める原因になるため、注意してくださいね。
擦らずに拭き取る
泡の洗い残しはかぶれの原因となるため、ぬるま湯のシャワーでしっかり洗い流します。
タオルで体を拭く際はこすらずに抑えるようにして水分を拭き取るようにしましょう。
すぐに保湿
入浴後はできるだけ早く保湿剤を塗ることでより浸透しやすくなります。
冬場の寒い時期は手のひらで保湿剤や塗り薬を温めてから塗ってあげると塗りやすくなります。
爪を切る
掻きむしって肌を傷つけないようにとミトンをつけていましたが、ミトンは繊維が肌にこすれて湿疹が悪化してしまうこともあるため使用は控えた方がいいそうです。
湿疹を掻きこわさないように、爪は短く切って整えましょう。
乳児におすすめのケアアイテム
ここでは実際に使って、症状が落ち着いて今でもずっと愛用している赤ちゃんのスキンケアアイテムを3つご紹介します。
石けん
1番肌の症状が落ち着いたと実感できたのはボディソープを石けんに変えたことでした。
私は生まれてからずっとpigeonの全身泡ソープを使っていましたが、小児科で勧められた「シャボン玉石けん」に変えてからは洗いあがりすぐにカサカサになっていた肌の症状が落ち着いてきました。
ボディソープには香料や保存料、界面活性剤の入っているものもあり、添加物が原因で皮膚が赤くなったり、アトピー性皮膚炎の症状が悪化したりと、肌荒れを起こす原因にもなってしまうそうです。
お使いのボデイソープの成分表示とシャボン玉石けんの成分表示を比べてもらうと一目瞭然ですが、シャボン玉石けんの成分は「全成分:石ケン素地」のみです。
シャボン玉石けんはシンプルで低刺激、敏感肌の赤ちゃんにも安心して使えるのでおすすめ。
我が家では頭から足の先までシャボン玉石けん1個で完結しています。
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▷ボディソープ
ワンオペでお風呂に入れていると、石けんを泡立てる時間すら面倒ですよね。
そういう方にはワンプッシュで泡が出てくるシャボン玉石けんの「ボディソープ泡タイプボトル」がおすすめ。
シャボン玉石けん・泡タイプボトルに含まれる成分は「水、カリ石ケン素地」のみと、合成界面活性剤、香料、着色料、エデト酸塩(EDTA-4Na)などの酸化防止剤は使われていません。
カリ石けん素地の原料には低刺激で保湿性に優れたアボカドオイルが使われており、敏感肌・乾燥肌の赤ちゃんにも使うことができます。
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保湿剤
トラブルなくしっかり保湿できた保湿剤は「ベビーワセリン」です。
ムースタイプやクリームタイプなど口コミのいい保湿剤を数種類使いましたが、余計に赤みがでたり、1ヵ月使っても症状が改善しなかったりと、息子には合いませんでした。
ベビーワセリンは無香料・無着色・パラベンフリー、不純物が少ない高純度のワセリン製剤で低刺激なので安心して赤ちゃんに使える保湿剤。
ベビーワセリンは水に強い軟膏タイプなので、よだれや食べこぼしなどで刺激を受けやすい口周りや、うんち汚れでゴシゴシ拭いてしまいがちなお尻周りに塗るのもおすすめ◎
ベビーワセリンが肌表面をコーティングしてくれるので、かぶれ防止になるんです。
※病院で保湿剤を出してもらっている場合は、処方された薬を優先してくださいね。
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▽接触皮膚炎については別の記事で紹介しています▽
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