セカンドオピニオンに行ってきました|息子のアトピー記録

育児・お出かけ

息子の脱ステを始めて8ヵ月目の2023年5月。

どうしたらよくなるのか。今の治療法は息子にあっているのか。いい方向へ進んでいるのか。

悩み始めたらキリがなく、どうしたらいいか分からなくなってしまいました。

そんな時、急に山本忍先生のことを思い出した私は、すぐに神之木クリニックさんに電話をして予約を取り、セカンドオピニオンとして山本忍先生に診てもらうことにしました。

前回 神之木クリニックさんへ行った時の記録はコチラ
>> 横浜市にある「神之木クリニック」へ行ってきました

どうしたらいいのか分からなくなって。

息子の脱ステを初めてからというもの、本当に悩んで迷って壁にぶつかっての繰り返し。

あれもこれもと治療法に手を出して、もうどうしたらいいのか分からなくなってしまいました。

前回のアトピー記録>> アトピー息子の「脱ステロイド」記録|藤澤皮膚科6回目の受診 で紹介しましたが、目に見える皮膚の炎症は徐々に落ち着いてきています。

ですが、なんとなく自分のなかで「今の治療法は息子にあっているのか」「このまま続けていていいのか」そんな迷いがぬぐい切れずにいました。

そこで、前回息子を診ていただいた時に「絶対この先生に診てもらいたい!」と、初めてそんな風に思えた先生にもう一度診てもらおう!と急に思い立ち、神奈川県の神之木クリニックさんへ行ってきました。

※主治医を否定しているわけではなく、あくまで「第二の意見」としてのセカンドオピニオンを受けています

セカンドオピニオンとして

今回私は【予約制の1時間カウンセリング】を予約。

普通の診察では15分程度になってしまうという点と、セカンドオピニオンとしてアントロポゾフィー診療をしてもらいたいという思いから【予約制の1時間カウンセリング】を受けようと決めていました。

診療時間などはコチラの記事で紹介しています
>> 横浜市にある「神之木クリニック」へ行ってきました

13:00~の予約でしたが15分前くらいに到着。

あいにくのお天気だったためクリニック前のホールで遊んでいると、受付の方に中へどうぞと声をかけてもらったので、お言葉に甘えて待合室で待たせてもらうことに。

クリニックに入ってすぐ、受付の方が先生に声をかけてくれ、院内に入って5分もたたず山本忍先生が診察室に呼んでくれました。

長距離移動で時間的に息子がグズグズしそうな時間だったので、予約時間の10分前なのに診察を開始していただけて助かりました。

名前を呼ばれると「せんせー!」といって山本忍先生のところへ向かっていく息子の姿にビックリ。

私がクリニックにきて安心しているのがしっかり息子に伝わっているんだと実感させられるできごとでした。

自分を責める必要なんてない

診察室には子ども用の椅子が用意してあって、山本忍先生の顔を見るなりホッとして私は泣きそうになってしまいました。

去年の9月に先生に診てもらったあとに、脱ステロイドを始めたこと。

今、こんな薬を塗って、こんなことを試して、こんな治療をしている。

あれが心配、これも心配、よくなっているのか悪くなっているのか不安。

そんな不安ばかりを口にする私に先生は「結論からいうと良くなっている」と一言。

息子のアトピーは妊娠中に薬を飲んでいたからかもしれない。

食事がいけなかったのかもしれない。薬がいけなかったのかもしれない…。

かもしれない…と過去のことを責める私に
「それは関係ない。自分を責める必要なんてない。自分を責めるのが1番ラクだけど、そこから視点を変えていかなければいけない。」そう山本忍先生にいわれました。

「出産で大変な思いをした心配性お母さんには腰に塗るクリームを。自分の身体に出産の苦労をちゃんと労ってあげるように。そしたらおのずと子どもの症状もよくなる。」

そういって私にはクリームを出してくれ、なんだか気持ちスーッと軽くなりました。

信じてあげるだけでいい。

他にもたくさん胸に刺さるような言葉をいただき、私と同じようにお子さんの脱ステを見守る親御さんにも共有したいなと思った言葉をいくつかご紹介します。

「子どもはお母さんの鏡だから。子どもが嫌がるならお母さんが自分に塗ってみせてあげればいい」

「お母さんができるのは信じてあげること。それだけできれば合格」

「可哀そうだと思わない。可哀そうという言葉はいい言葉ではないから。使う言葉を変えていくこと感謝の言葉を口に出すことで症状がよくなっていく」

「(息子は)愛されているってちゃんとわかっているから大丈夫」

先生は本当に口調が優しくて、先生の発する言葉にはなにか不思議な力があって、心がすごく軽くなるんです。

子どものためというより自分のために、私自身が山本忍先生の診察を受けたかったのだと気づかされました。

子どもと会話をしている不思議な空間

子どもと先生が2人で笑っている姿をみては「先生、なにを話しているんですか?」と、私は質問の繰り返し。

診察台に上ったり、先生の机の引き出しを開けてカッターを取り出したり…

私が息子に注意すると「大丈夫。今、一生懸命伝えようとしている。」といって息子の行動に制限をかけずにしっかり息子をみていました。

息子が先生に何か話しかけていて(私には理解できませんでした)、山本忍先生は「わかった。次はこの引き出しの中をおもちゃでいっぱいにしておく」といって、その言葉に息子も喜んでいました。

山本忍先生は、まだ何を言っているか親でもハッキリわからない2歳の息子と普通に会話しているんです

先生いわく「全部(子どもが)話してくれる」んだとか。

嘘でしょ?と信じられないと思いますが「お母さんにはたまにキツイ言葉をかけられるけど、そこも好きだと言っている」と先生にいわれてドキっとしました。

本当にキツイ言葉をかけたり八つ当たりしてしまうこともあるんです。本当にダメなママなんです…。

その場だけいいママになったってバレちゃうんですよね。
先生には全て見透かされているようで、なんだか恥ずかしくなってしまいます。

これは山本忍先生に診てもらった人にしかわからないのですが、本当に不思議な空間なんです。

1時間の長い診察でしたが本当にあっという間。
病院嫌いの息子も最後まで先生に話しかけて楽しんでいました。

来てよかった。に尽きる。

先生と私が話している途中に息子が何か言葉を発したら、すぐに息子の言葉に耳を傾けている姿。

診察室に飾ってあるおもちゃを全部床におろして、子ども用の椅子を2脚並べて遊べるように配置してくれる姿。

息子が先生の机からカギを取り出して持ち帰ろうとしたら
「持って帰っていいよ。どこのカギか分からないから。」といって鍵をくれたり。笑

「子供は天使だ」という山本忍先生は、本当に子ども目線で子どもファーストの先生。

先生にもらったカギを息子はすごく大切にしていて、帰りの電車の中でも「せんせー カギ やったー」とずっと握っていました。

先生に話したことで、私自身はすっかり気持ちが軽くなり「あぁ。やっぱり連れてきてよかった」この一言に尽きます。

光線療法を始め、脱ステ専門クリニックを探したり、○○式治療法なら数カ月でよくなるなど…
脱ステを謳うクリニックや治療法の情報に飛びついていた私。

しかし今回、山本忍先生の診察を受け、自分の中で迷いを感じた治療法に手を伸ばすことは一旦やめ、今は息子を信じて様子をみようと思います

息子は先生に「なにもしなくていい」といっていたようなので、その言葉と息子をまずは信じて見守る努力を私がしなければいけないと感じたセカンドオピニオンでした。

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