※実際の写真を掲載しています。苦手な方は閲覧にご注意ください※
手足口病が治癒してから1ヵ月ほど経過したころ、息子の両手の爪が剥がれてしまいました。
手足口病は治癒後も数カ月は経過を観察するように皮膚科の先生にいわれていたため、「あぁ、このことか。」と特別驚くことはありませんでしたが、爪が剥がれるって聞いただけでも痛々しいですよね。
今回は息子の手足口病記録として、手足口病治癒後に表れた「爪が剥がれる」症状を実際の写真とあわせて記録を残したいと思います。
手足口病の後遺症?
手足口病の原因となるウイルスは数種類あるといわれます。
その中でも『コクサッキーA6型ウイルス』に感染すると手足口病治癒後1〜2ヶ月後に手足の爪が剥がれてしまう症例が多く報告されているそうです。
まさか数カ月前に罹った手足口病が原因とは思わないので、いきなり手足の爪が剥げてくるなんて驚いてしまいますよね。
お子さんが手足口病に罹った場合、治癒後1~2ヶ月程度は手足の爪に異常が現れることもあると知っておくと慌てず対処ができます。
「爪剥がれ」の経過
息子が手足口病に罹ったのは1ヶ月も前のこと。
手足口病の発疹痕がようやく薄くなってきてホッとしていたところ、息子が「たいたい!(痛い)」と手をみせてくることがありました。
「痛い」と訴えてきた当初は手や爪に異常はなく「何が痛いのかな?」と思っていましたが、毎日のように手が痛たいと訴えてきます。
経過①:爪の根本が白っぽくなる
私が息子の爪の異常に気付いたのは「痛い」と訴えてきた日から2日ほど経過したころ。
よくみると写真の中指・薬指のように爪の根本が白っぽくなり、爪が浮いて二枚爪のようになっていました。
経過②:爪が根本から浮いてくる
爪の異常に気づいて3~4日ほど経ったころ、写真の人差し指・中指のように爪の根本が浮いてきて二枚爪のような状態になってきました。
経過③:爪が横から剥ける
写真の人差し指のように、次第に横から爪が剥けてきました。
息子本人も剥がれかかった爪が気になり、このころが1番爪を気にしていじっては「たいたい!(痛い)」と訴えてきていました。
経過④:爪が剥げる
1番気にしていた人差し指の爪が剥けたときの写真です。
新しい爪が半分くらいまで生えていましたが、半分はむき出しな状態に。
息子本人が気にしていじっていたこともあり、爪が剥げたときは血がでていました。
経過⑤:爪が剥げてから1週間
↑こちらの写真は人差し指・中指の爪が剥けてから約1週間経過した様子です。
完全には爪が伸びていませんが、爪が剥けたときの痛々しさはなく、爪が剥げてからは息子本人も「たいたい!(痛い)」とはいわなくなりました。
自然治癒までの経過まとめ
息子の場合は下記のような経過をたどり、自然治癒へ向かっています。
①爪の根本が白っぽくなる
:
②爪の根元から浮いたような状態になる
:
③爪が横から剥ける
:
④自然に爪が剥がれる
:
⑤自然に爪が伸びるのを待つ
全部の爪が剥がれてしまうことも…
人によって症状は異なりますが、爪が剥がれてしまう現象は手に限らず足の爪にも現れます。
爪は剥がれなかった、爪が剥がれたのは1本だけだったというケースもあれば、手足全部の爪が剥がれてしまったというケースもあるんだそうです。
息子が初めに痛がっていたのが左手。
根本から爪が浮いてきて、二枚爪のようになっているのがわかります。
▶症状がでた指(左手):親指・人差指・中指
<追記>
更に1ヵ月ほど経過した頃、左手の薬指も爪剥けの症状が現れました
左手の爪剥がれに気づいたときには異常がなかった右手ですが、気づけば爪の根本が浮いたような状態になりました。
▶症状がでた指(右手):親指・中指・薬指
<追記>
更に1ヵ月ほど経過した頃、右手の人差指にも爪剥けの症状が現れました
両手の爪剥がれに気づいてから更に数日経過したころ、両足の親指の爪の根本も白っぽく浮いてきました。
▶症状がでた指(左右):親指
<追記>
更に1ヵ月ほど経過した頃、左足の人差指・中指、右足の薬指・小指も爪剥けの症状が現れました
<追記>手足口病から2ヶ月経過した現在
息子の場合、一気にすべての爪に異常が出たわけではなく、爪の異常に気づいてから徐々に他の爪にも異常が現れるようになりました。
爪が剥げてやっと爪が伸びてきたと思ったら他の指にも爪剥げの症状が現れたり…と、次々に爪剥けの症状が現れ、手足口病から2ヶ月経過した頃には手足合わせて13本の指の爪が剥けました。
「爪剥がれ」どうしたらいい?対処法は?
爪が剥がれてしまうと病院へ連れて行かなきゃ!と心配になりますよね。
しかし、手足口病で爪が剥がれるときは痛みがないことがほとんどで、自然に爪が剥がれて新しい爪が生えてくるのを待つしかないそうです。
自然に爪が剥がれてからは爪が伸びるのを待つしかないので、完全に治るまでは1ヵ月程度かかってしまいます。
個人でできる対処法は「爪を整える」「保護する」の2点。
息子の場合、剥がれかかった爪が気になって自分で剥がそうといじってしまうことが多くありました。
爪が引っかかって症状を悪化させないように爪を短く切って整えたり、爪が剥げて皮膚がむき出しになってしまった場合は絆創膏で保護してあげるようにしましょう。
「手足口病後の爪剥がれ」病院は何科?
手足口病のように発熱があったり、発疹がでているような場合は小児科(または内科)を受診しますが、今回のような「手足口病の後遺症による爪剥がれ」は皮膚科でも診てくれます。
腫れた・血がでて痛い・無理やり剥がしてしまったなど痛みが伴う場合や、化膿している場合は皮膚科(お子様の場合は小児科でも診てくれます)を受診するといいでしょう。
さいごに
急にお子さんの爪が浮いてきたり、剥けてきたら驚いてしまいますよね。
数カ月前に手足口病に罹った場合、その爪の異常は手足口病の後遺症かもしれません。
手足口病の治癒後1~2ヶ月程度は手足の爪に異常が現れることもあると頭の隅に入れ、しばらくは経過観察をするようにしましょう。
息子は病院へ連れて行きましたが特に治療方や薬はなく、自然に爪が剥がれて自然に爪が伸びるのを待つしかないようです。
ただし、化膿した場合や、痛がる場合など心配な場合は病院を受診するようにしてくださいね。
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