私は24週から切迫早産で自宅安静になり、安静解除されることなく出産した37週までの期間を自宅安静で過ごしました。
寝て過ごす時間が長くなるにつれ、次々に体調にも変化が起こります。
そこで今回は、13週間の長い自宅安静を過ごした私の実体験をもとに「自宅安静で、どのような体調のトラブルがあったか?」ご紹介していきます。
体調の変化① 便秘&痔
妊娠中は黄体ホルモンの影響や、子宮が大きくなることで腸を圧迫し、腸の動きが鈍くなるのが原因で便秘になりやすいといわれています。
私は妊娠初期から便秘気味だったため薬を処方されていましたが、多めの水分補給や食事を改善したりして一時は薬なしでも毎日お通じが来るまでに改善しました。
しかし、自宅安静になって体を動かさなくなってからは、薬を飲んでも1週間以上お通じがなかったり、便秘でお腹が張って痛くなったりと、以前よりも症状は深刻になっていました。
- 3~4日お通じがない(ひどい時は1週間以上お通じがないことも…)
- 薬を飲んでもお通じがない
便秘が悪化することで「痔」に?
1日に2L~3Lは水を飲むようにして、産院で処方された酸化マグネシウムも継続して飲んでいましたが、便秘は改善されず27週頃には切れ痔の症状が現れました。
私は処方された薬を飲み続けましたが便秘の症状は改善されず、便秘と切れ痔は産後7ヵ月ころまで続きました。
産後には切れ痔の症状がかなり悪化してしまい「トイレに行くのが怖い」「踏ん張ると痛い」と思うほど辛かったです…。
- お尻を拭いたときにごく少量の血が付く
- 最初は痛みや自覚症状はなかった
体調の変化② 腰痛
寝たきりの状態が続いてから1番悩んだのは腰痛です。
あおむけで寝ても横向きに寝ても腰が痛く、寝たきりが長引くほど腰痛はひどくなりました。
寝たきりで筋力・体力が落ちていたのが原因だったようで、産後に動くようになったら徐々に症状はなくなっていきましたが、産後は赤ちゃんを抱っこするのもキツかったほど辛かったです。
- 寝返りをしただけでピキッと痛むような腰痛
- どの向きで寝ても痛い
- 腰を反るのがつらい
体調の変化③ 足の付け根が痛い
横向き姿勢で寝て過ごす時間が増えたことで、寝た時に当たる骨盤周辺の痛み・足の付け根がヒリヒリはするといった症状があり、この症状は産後7ヵ月経った今でも寝ている時に痛みます。
長時間同じ姿勢で寝ていると腰や骨盤に負担がかかるため、痛むところにブランケットを敷いたり、あおむけで寝る場合は膝の下にクッションを敷いたりと少し和らぎました。
ときどき寝る姿勢を変えたり、抱き枕を使ってみたり、楽になる姿勢を探してみると落ち着く位置があるかもしれないのでお試しください。
- 足の付け根の側面や骨盤がヒリヒリと痛む
体調の変化④ 息切れ
自宅安静になり、体力・筋力が落ちたことで少し動いただけでも息切れをするようになりました。
軽い貧血症状もありましたが、私は他にも2種類の薬を処方されていたため、鉄剤は飲まずに過ごしました。
貧血の場合は産院で鉄剤を処方してもらえますが、鉄剤には胃のムカツキ・便秘・下痢などの副作用もあり体に合わない人も多いんだそです。
- 立ちくらみ、貧血っぽくなることが増えた
- 少しの距離を歩くだけでも息切れがする
- 疲れやすくなる
体調の変化⑤ 体重の変化
1日中寝ているだけの生活だったので「絶対太る」と思っていましたが、34週の健診では33週の健診時より体重が1kg落ちていて、お腹の赤ちゃんの推定体重もわずかに落ちていました。
推定体重なので誤差はありますが、毎週しっかり増えていた赤ちゃんの体重が増えていないどころか減っていたことにはショックでした。
主治医には今以上にたっぷりの水分補給をするようにと指導があり、この頃から1日に2.5L以上の水を飲むようにしていました。
まとめ
妊娠中の体調変化もある中で、寝たきりで動かなくなると腰痛・便秘の症状は一気に悪化しました。
産後動き始めたら徐々に改善されるものがほとんどでしたが、産後2~3ヶ月はキツかったです。
寝たきりレベルの自宅安静だと体を動かすことができないため症状を改善するのは難しいかもしれませんが、起き上がらないで行う体操やストレッチなどをして少し体を動かしたするだけでも、症状を和らげることはできます。
寝たきりや自宅安静となると精神的にも参ってしまうので自分なりにリラックスできる方法を探してみてくださいね。
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