妊娠中に副鼻腔炎(蓄膿症)になったらどうしたらいいの?

妊娠・出産

妊娠初期に風邪を引いたのがキッカケとなり副鼻腔炎になっていましました。

妊娠中はなりやすいといわれる「副鼻腔炎(蓄膿症)」ですが、妊娠中とあって薬を使いたくないという考えの妊婦さんも多いのではないでしょうか。

今回は薬に頼らず直したい派の私が『どうやって・何日くらいで副鼻腔炎(蓄膿症)が治ったのか』実体験をご紹介します。

蓄膿症(副鼻腔炎)とは?

副鼻腔炎には細菌やウイルスが感染して炎症が起こる『急性副鼻腔炎』と、急性副鼻腔炎が長引いたり繰り返すことによって炎症が慢性化する状態になる『慢性副鼻腔炎』の2種類があります。

鼻づまりや膿混じりの鼻水が出る以外にも、頭痛や顔面痛などの症状が伴う場合もありますが、副鼻腔炎(蓄膿症)は通常1〜2週間ほどで自然に治ります。

妊娠中は要注意!

妊娠中は妊娠を維持するためのホルモンの濃度が高くなるうえ、母体の循環血液量が増加することで、鼻の粘膜への血流が増加します。

妊娠中は粘膜自体がうっ血して鼻水や鼻づまり、副鼻腔の出口が塞がりやすくなるため、風邪やアレルギー性鼻炎などがきっかけで副鼻腔炎を引き起こしてしまう可能性が高くなります。

副鼻腔炎が直接に妊娠や赤ちゃんに影響することはないといわれていますが、副鼻腔炎を放置した結果、中耳炎を引き起こすなど、他の病気を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

<実体験>副鼻腔炎はこんな症状だった

副鼻腔炎になって一番辛かったのが頭痛・顔やこめかみ、歯など鼻周辺の痛み

しゃがんだだけ、頭を動かしただけでも頭痛がするといった具合で、片頭痛がずっと続いているような感じでした。

他には次第に匂いや味覚が鈍くなる、鼻をかめば黄色~黄緑色の粘り気のある膿を含んだ鼻水が大量にでて、鼻をかんだときに右の耳だけ詰まるような膜が張ったような感じがするといった痛みの伴わない不快な症状もありました。

副鼻腔炎(蓄膿症)を発症する5日ほど前に少し風邪っぽいという症状がありましたが、当時は妊娠がわかり、つわりが始まっていたため「気持ち悪い」「食べ物を受け付けない」「なんとなく体調が悪い」といった調子。

でも今思えば風邪が長引いてしまったことがキッカケで副鼻腔炎を発症したのではないかと思います。

何もせずに自然治癒…?

私が副鼻腔炎を発症した日は家族で沖縄へ行っていたため、すぐに病院へ行ける状況ではありませんでした。

しかし『軽症の副鼻腔炎なら1週間程度で自然治癒する』ということを本で読んで知っていたこともあり、帰宅して治っていなかったら受診しよう!と開き直って沖縄を楽しむことにした私。

何もせずにただ顔面の痛み・頭痛・鼻づまり・鼻水に耐えた結果、軽症だったこともあり抗生物質なし・薬なしで発症から5日で自然治癒しました。

副鼻腔炎を発症した当日~翌日は顔面痛・頭痛が辛かったものの、3日目には痛みが落ちつき、5日経過する頃には少し鼻水が残る程度。

1週間経過する頃にはすっかり良くなり、副鼻腔炎であることすら忘れていました。

「薬を使わず治るなら我慢しよう!」と思った方もおられると思いますが、症状が長引いてしまうことで中耳炎などを引き起こしてしまうこともあります。

症状が長引いたり改善しないといった場合は、無理をせず早めに医師に相談するようにしてくださいね。

妊娠中の副鼻腔炎は何科?

産婦人科で担当の医師に相談することで解決することもありますが、私が通っている産院では副鼻腔炎の場合は耳鼻科の受診をすすめていました

通常なら副鼻腔炎(蓄膿症)の治療には、鼻水や痰を切る薬や炎症を抑える痛み止め・抗生物質などが処方されます。

しかし、妊娠中はお腹の赤ちゃんへの影響を考えて抗生物質を使わないという医師も多いんだそうです。

そのため病院や医師によって対応は異なりますが、妊娠中期~後期であれば薬を処方してくれる病院もあるようなので、副鼻腔炎が長引いていたり心配という方は『耳鼻咽喉科』の受診がおすすめです

妊婦さんは妊娠時期によって飲める薬の種類が変わってくるため、安易に市販薬は使わず医師の指示に従いましょう。

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