妊娠初期~後期までの体調変化|つらい時期の乗りこえ方

妊娠・出産

妊娠して嬉しい反面、つわりで気分が悪かったり体中がかゆくなったり、辛い思いをされている妊婦さんも多いのではないでしょうか?

「気持ち悪くて眠れない」「周りの些細な言葉に敏感になって傷ついてしまう」

初めての妊娠で体調の変化だけでなく、これまでにないくらいの気持ちの浮き沈みの荒波を経験しました。

そこで今回は、実際に私が経験した妊娠周期ごとの体調の変化、試してよかったことをあわせてご紹介します。

妊娠初期 8週~15週

私が妊娠初期に感じた体調の変化は胃もたれ・むかつき・眠気・においに敏感になることでした。

~12週ころまでは「におい」が辛い

妊娠初期から食品のニオイに過敏に反応するようになり、スーパーのお総菜コーナーに近づいただけで「ウッ」となり、胃がモヤモヤするような気持ち悪さがするなんてことがよくありました。

つわりの症状は軽い方でしたが、胃もたれやニオイで気持ち悪くなったときはさすがに食欲も落ちてきます。

食欲がないときはうどん・そうめんなどの麺類、胃もたれが辛いときは喉通りのいいゼリーやフルーツを食べるようにしていました。

12週頃にはにおいで気持ち悪くなるような症状、胃もたれのような症状が急に落ち着き、気づけば食欲も戻っていました。

14週ころからは「湿疹」が痒い!

14週頃にはたちくらみ・便秘がちになる・お腹がチクチク痛むといった症状がでてきましたが、1番悩まされたのが湿疹。

胸の周り・お腹周りに湿疹ができ、かゆくて寝れない時もあるほど辛かった…。

この妊娠時の湿疹は水分補給としっかり保湿をするしか対処法がないそうです。

私は産院でヘパリン類似物質外用泡状スプレー(保湿剤)を処方してもらいましたが、これといった効果はなく2週間くらいかけて徐々に症状が緩和していきました。

妊娠線予防はいつから?

妊娠線対策のケアは早ければ早いほどいいそうです。

助産師さんに妊娠線対策は早くから始めたほうがいいと言われ、12週から妊娠線予防にお腹周りを中心にボディローションを塗るようにしていました。

ボディローションは値段の高い・安いはではなく、いかに乾燥を防げるかが重要なので、こまめに保湿をして乾燥を防ぐようにしましょう。

妊娠中期 17週~27週

妊娠中期後半には一気にお腹が大きくなります。

お腹が大きくなるにつれ、皮膚が引っぱられお腹周りがかゆくなる、正中線ができ、デベソになる、頻尿・尿モレになるといった症状が次々と現れました。

17週頃から「頻尿」や「貧血」に…

17週頃から買い物や産院から駅までの道のり、今まで何ともなかった少しの距離を歩くだけで貧血っぽくなることがよくありました。

また、お腹が大きくなり膀胱が圧迫されるため、トイレが近くなったり腹圧がかかって尿モレをしたりすることがありました。

トイレに行きたくなる前にトイレに行く、出かける前は必ずトイレに行くなど、こまめにトイレに行くようにして予防するようにしましょう。

20週には「胎動」を感じる

19週後半には寝ている時に「これは胎動かな?」という優しくたたかれるような感覚がありましたが、
胎動がはっきり分かるようになったのは20週後半。

24週には無自覚の「切迫早産」

無自覚でしたが24週の健診で切迫早産と診断され、自宅安静で過ごすようになります。

引きこもりがちになってから体調も一変。

身体を動かすことが一気に減り、寝て過ごす時間が長くなるにつれ右側の脇腹がつるような痛みや、便秘の悪化がありました。

nini
nini

切迫早産については別の記事でご紹介しています
>>【切迫早産】リトドリンて大丈夫!?私が感じたリトドリンの副作用

軽い運動やストレッチをしよう

便秘の症状がひどかった私は、軽い運動やストレッチ、お腹のマッサージをよくしていました。

コロナ禍ということもあり引きこもることが長くなっていたので、自宅で軽く体を動かすだけでもリフレッシュになります。

30分程度の軽いウィーキングやヨガもいいですが、自宅安静になってからは30分ほどかけてゆっくりストレッチも気持ちがよくておすすめ。

もちろん切迫早産などで安静中の方は無理をせず、体調が悪い・お腹が張るといった症状があるときは控えるなどして、体調と相談しながら試してみてくださいね。

妊娠後期 28週~37週

妊娠後期には夜寝れない・胃酸があがってくる(逆流する)というような症状も現れます。

28週頃から「胃酸があがってくる」感じが続く

子宮底がみぞおち辺りまで上がってくにつれ、胃がムカムカしたり、物を食べた後は胃酸があがってくるような不快症状がでる妊婦さんも多いんだとか。

私は胃がムカムカしたり、食べたら気持ち悪くなるといったトラブルがあり助産師さんに相談したところ、1回でたくさん食べずに何回かに分けて食べるようにするといいと教えてもらいました。

食べて気分が悪くなったら、途中でやめて時間をあけて少しずつ食べるようにするなど、1回で食べる量を減らすことで症状も軽く済みます。

28週には「自宅で絶対安静」に

28週の健診では子宮頚管が2cm切ってしまい自宅で絶対安静に。

「お風呂は2日に1回、短時間でシャワーを済ませるように」「トイレ・食事・シャワー以外は寝たきりで過ごすように」という厳しめの制限があり、絶対安静になってからは夜も昼も眠れないという状態が2ヵ月ほど続きました。

湯船に浸かって温まることができなかったため、寝る前には白湯を飲んだり、ホットピローを使って目やお腹、足回りなど、身体を温めたるようにしていました

30週頃から「足の裏がつる」ように

30週頃から急に、寝ている時に足の裏をつるようになりました。

足の裏がつったときは、足の指を掴んでグーっとお腹の方に引っ張り、つった部分を伸ばすようにしましょう。

温めたり、着圧ソックスの着用、足元を高くして寝るなども予防になります。

32週頃から「耳の痛み」に悩まされる

32週には初期にあったような湿疹が再発。

更には片方の耳だけが詰まった感じがして痛いといった症状もでてきました。

耳の症状を産院で相談したところ耳鼻科の受診を勧められましたが、寝たきりだったので病院へ行くこともできず、結局2~3週間ほど我慢をしていたら自然に治っていました。

35週には「急に肌が乾燥」

35週頃から急に肌・唇がガサガサに乾燥するようになり、唇は皮むけが起こりました。

36週後半にはこの皮膚のかゆみは治まり、お腹が下がってきたせいか胃酸が逆流するような症状もなくなり、夜もぐっすり眠れるように。

一気に辛かった症状が落ち着いたのが36週後半のことでした。

37週で無事に出産

37週の健診では赤ちゃんの推定体重が2,500gを超え、無自覚でしたが子宮口はすでに3cm以上開いていたためそのまま入院し、促進剤を打って5時間後には無事出産。

24週から切迫早産で自宅安静を始めた私ですが、結局 出産まで一度も解除されることはありませんでした。

妊娠期間中の様々な症状は気づいたら治まりましたが、唯一 産後にも悩まされたのが「便秘と切れ痔」でした。笑

さいごに

妊娠中にどんどん変わる身体に、体調が追い付かない…。そう感じることが多かったです。

私の場合は貴重なマタニティ期間をほとんど ”自宅で寝たきり” といった状態で過ごすことになってしまい、常になにかしらの不調があったような気がします。

それでも、日々大きくなるお腹をみて子どもがちゃんと成長しているんだと実感し、それが1番の励みになっていました。

この記事をご覧のあなたも、きっと何かしらの体調の変化があり「いつまで続くんだろう…」と悩んでいるのではないでしょうか?

自然に治まるのを待つしかなかったり、産院でなんとか対処できるものだったり対処も様々。

不安な場合は迷わず主治医や助産師に相談し、今しかない大切なマタニティライフをどうぞ満喫してくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました