妊娠後期に入り「会陰切開をしなくて済むように」「傷の回復が早くて済むように」と会陰マッサージを始めないと!と思うママも多いのではないでしょうか?
しかし会陰マッサージをしていたからといって会陰切開せずに済むとは限らず、体質によっては会陰マッサージをしない方がいい場合もあるんです。
そもそも会陰切開ってなに?
会陰とは膣の入り口から肛門までと、その周囲のこと。
お産のとき会陰は、赤ちゃんの頭に押し広げられて伸びていきますが、会陰の伸びには個人差があります。
会陰の伸びが悪いと分娩時に会陰が肛門まで裂けてしまったり、膣の内側にも裂傷ができてしまったりするため、裂傷を防止するために会陰を数cmほど切る医療処置を会陰切開といいます。
会陰切開には裂傷を予防する以外にも、お産をスムーズに進めるといった目的もありますが、赤ちゃんの健康状態に異常がなく、会陰の伸びがいい場合は会陰切開をしないこともあります。
会陰マッサージとは?
会陰マッサージとは、会陰を柔らかくして分娩時の裂傷を軽減する目的で行われます。
会陰切開の傷は小さいほど産後の痛みや傷跡の回復も早くなり、会陰切開をしなくて済むならしないに越したことはありませんよね。
しかし会陰マッサージを行ったからといって会陰切開を100%避けられるわけではありません。
会陰マッサージはいつから?やりかたは?
会陰マッサージを開始するのは妊娠後期28~34週ころから始めるといいとされていますが、ママの体調をみながら、主治医や助産師に確認してから行うようにしましょう。
①会陰の周囲をUの字を描くようにマッサージ
②くるくると円を描くようにマッサージ
☆オイルを手に取り人肌に温めてからマッサージするといいです
☆お風呂上りなどに所要時間は5分~10分を目安です
妊娠から授乳期のママの体はとってもデリケート。
マッサージオイルを使用する際は腕の内側などでパッチテストをしてから行うようにするようにしましょう。
その他注意点などは>>助産師が教える!会陰マッサージの方法・やり方|AMOMA を参考にして行っていました。
私は33週ころから会陰マッサージを始めましたが、マッサージをすることでお腹が張ってしまったため、会陰マッサージは1週間ほどでやめました。
こんな時は要注意!
・お腹が張りやすい体質
・マッサージをすることでお腹が張ったり体調に変化がある場合
私は切迫早産でお腹が張りやすい体質だったため、張り止めの薬(ウテメリン)を飲んでいましたが、会陰マッサージをすると毎回お腹が張ってくる事態に…。
会陰マッサージが原因でお腹が張ってしまうことを助産師に相談したところ、正期産(37週)まではマッサージを中止するようにいわれてしまいました。
会陰マッサージを始めましたが、マッサージをすると毎回お腹が張ってしまいます。
続けても大丈夫ですか?
安静中やお腹の張りがある時は、無理にマッサージを行う必要はありません。
niniさんの場合、お腹が張りやすい体質なので生産期になるまでは中止しましょう。
そのため、私が会陰マッサージを行ったのは33週~34週までの1週間です。
会陰マッサージをすることで、お腹が張るなど体調に変化があった場合は、マッサージを一旦やめて主治医や助産師に確認をしたほうが安心できます。
手軽にできる会陰オイルパックがおすすめ
「会陰切開が怖くて少しでも柔らかく伸びやすくしておきたい!」そう思った私は、34週から出産まで会陰オイルパックをしていました。
私が使っていたオイルは会陰マッサージ用にと購入した『AMOMA カレンデュラオイル』。
AMOMAのカレンデュラオイルは合成香料・合成着色料を一切使用していないオイルで、赤ちゃんのデリケートな肌にも使える万能オイルです。
初めは黄色い色にビックリしましたが、軽くて伸びが良くベタつきもないのでとても使いやすいです。
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会陰オイルパックのやりかた
<用意するもの>
・オイル
・コットン ×2~4枚
・おりものシートorナプキン ×1枚
コットンにオイルを染み込ませ、オイルを染み込ませたコットンをナプキン(おりものシート)に乗せる
オイルを染み込ませたコットンが会陰部にあたるようにショーツにつけ、一晩パックする
注意点
- オイルパックを始める前にパッチテストを行うようにしましょう
- 下着が汚れないように気をつけてください
- 不安な場合は30分~1時間程度パックして、徐々に時間を伸ばすようにするといいです
会陰オイルパックはオイルをコットンに染み込ませて、ナプキンなどにのせて一晩パックするだけなので、会陰に指を入れてマッサージする会陰マッサージよりハードルが低く手軽にできます。
パックしていたことを忘れてトイレに行ってしまうことが何度もありました。トイレの際にコットンが便器に落ちないように注意してくださいね。
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オイルが浸透して会陰部が柔らかくなるそうですが、私はオイルパックをしたことで会陰部が柔らかくなったかは正直わかりません。
しかし会陰オイルパックはお腹が張ることもないので、私のようにお腹が張りやすい体質のママや、切迫早産で安静中のママでも続けることができるのでおすすめです。
会陰マッサージ・乳頭マッサージは体調をみながら無理なく始めましょう。
心配な場合は、助産師や主治医に相談するのがいいですよ。
\母乳マッサージについては別の記事で紹介しています/
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