妊娠後期に入って急に悩まされたのが、ふくらはぎの筋肉痛のような痛み。
特に無理な運動や動きをしたわけではなく、いつも通りに生活していたのに何で筋肉痛?と、心当たりもありませんでした。
同じように、妊娠中期~後期に「足の筋肉痛のような痛み」に悩む妊婦さんは多いのではないでしょうか?
そんな妊娠中の「筋肉痛のような痛み」の原因や、自宅でできるセルフケアをご紹介します。
妊娠中「足に筋肉痛のような痛み」を感じる原因は?
妊娠中期~後期に感じる「足の筋肉痛のような痛み」の原因として、大きくなったお腹を支えるために下半身に大きく負担がかかっていることが挙げられます。
妊娠後期には妊娠前の体重より10kg前後も増加するうえ、運動量は減るという方が多いと思います。
そのため、下半身には負担がかかり、筋肉の疲労によって筋肉痛のような痛みを感じたり、足のつり(こむらがえり)を引き起こします。
また、妊娠中はリラキシンホルモンというホルモンが分泌されますが、このリラキシンホルモンは骨盤周辺の靭帯を緩め、骨盤を開きやすくするという働きがあります。
出産には欠かせない大切なホルモンですが、骨盤周辺の靭帯が緩むことで、より筋肉に負担がかかり、腰痛や下半身の痛みといった症状を引き起こすと考えられます。
「妊娠中の下半身の痛み」自宅でできるセルフケア
私は妊娠33週後半には出産前の体重より10kgほど増加しましたが、体重増加に伴い「ふくらはぎに筋肉痛のような痛み」を感じるようになりました。
症状が治まっている日もあれば、痛くて歩くのも辛いといった日もありましたが、自宅でできるセルフケアを始めてからは以前ほど辛いと感じることが減りました。
実際に、私が行っているセルフケアをご紹介しますので、是非 参考になさってください。
足を高くする
心臓よりも高い位置に足を上げて寝ると、身体の下に溜まった老廃物を流すことができ、リンパの流れがよくなります。
妊娠前から足が疲れた時は足を高くして寝ると疲れが取れた経験から、足に枕やクッションを敷いて疲れを取るようにしています。
妊娠中は仰向けの姿勢でいるとお腹が張りやすくなるということもあるため、体調が悪い・仰向けが辛いという場合は避けるようにしましょう。
自宅であるもので簡単にできるので、体調がいい時に短時間でもお試しください。
ふくらはぎのマッサージをする
足首(下)~ふくらはぎ(上)に向かって血流を流すようにマッサージを行います。
心臓に向かって下から上へ向かってマッサージするのがポイントで、気持ちいいと感じる程度に押してマッサージを行いましょう。
また、妊娠中に禁忌とされているアロマオイルもあるため、アロマオイルを使ったマッサージは避け、ホホバオイルやマタニティ用のオイル・クリームを使ってマッサージを行うようにしてください。
着圧ソックスの着用
着圧ソックスの着用は手軽にできるのでおすすめ。
足のむくみ対策にもなり、着用後は足の疲れが取れるのがわかります。
ただし、圧迫しすぎは血流が悪くなってしまい逆効果。自分にあったサイズの着圧ソックスを選ぶようにしてくださいね。
さいごに
大きくなったお腹を支え、バランスを保つために足の筋肉は疲労して、足がつったり、筋肉痛のような痛みを感じることがあります。
また、お産が近づくと赤ちゃんがだんだん下に下がってくるため、恥骨や関節が圧迫され、下半身に痛みを感じることも。
私の場合、ふくらはぎに筋肉痛のような痛みを感じたのは右脚でしたが、気づかぬうちに右脚をかばった歩き方や姿勢をしてしまい、左脚にも腰にも痛みを感じるようになりました…。
上のお子さんがいたり、仕事をしていると一人でゆっくり休むというこは難しいと思いますが、無理をせずに休めるときは休息をとるようにしてくださいね。
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