”にがり” はアトピーに効果がある？｜にがり活用方法

息子のアトピー治療に ＜脱ステロイド・脱保湿＞ を選択し、脱ステ開始から1年2ヵ月が経過しました。

強烈なリバウンドを経て、現在はかなり症状が改善されてきましたが、「少しよくなってきたかも？」と思うようになったのが、沖縄へ行って4日間海水浴をして過ごしてから。

「海水がアトピーにいい」というのは聞いたことがある方も多いかもしれませんが、沖縄旅行以降、私は塩とにがりについて本を読み漁りました。

今回は息子の脱ステに効果があったかも？と思えた『にがり』についてご紹介します。

「にがり」ってなに？

”にがり” は塩化マグネシウムでできた「粉末タイプ」と、海水をくみ上げて塩を作るときに最後に残った「液体タイプ」の2種類に大きく分けられます。

液体タイプのにがりを「天然にがり」といい、天然にがりには塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化カルシウムなど100種類以上のミネラルが含まれます。

「天然にがり」の製造方法

天然にがりの製造方法は「天日干し」「釜茹」「イオン交換膜透析法」の3つに分かれます。

天日干し

海水を塩田に汲み上げ、日光の力で作る方法で、海外の塩の多くはこの製法で行われています。

釜茹

大きな釜で茹で上げて作る製法で、日本の天然塩の多くがこの製法で行われています。

イオン交換膜透析法

2枚が対になった大きな膜が仕切られた部屋に、海水を汲み上げて砂ろ過した海水を流し込み、電流を流して電気分解を行う製法。

電流を流された海水はイオン分解され、PCB（ダイオキシン）や重金属などの物質を除去することができ、ミネラルの量が多く、ナトリウムの含有量が少ないのが特徴。

アトピー息子に試した「にがり」利用方法

にがりには様々な利用方法がありますが、私がアトピーの息子に試したのは「にがり水」「にがりスプレー」「にがり温泉」の３つ。

にがり水

1番簡単に取り組めるのが「にがり水」の飲用。

私は通常の濃度よりも薄くして（ミネラルウォーター500mlににがり原液1滴入れたもの）を、息子と一緒に飲むようにしました。

大人の場合なら1日に3～5回のにがり水を飲むのがいいそうですが、子どもに飲ませる場合は濃度を薄くして始めるといいです。

にがり水は腸の働きを活性する効果があるため、便秘改善が期待できます。

にがりスプレー

通常なら200mlに対して、にがり原液3mlを入れたスプレーを作り、直接患部に吹きかけるようにします。

私は、肌に掻き傷がある幼い息子に使うということから、にがりの濃度はかなり薄め（100mlの精製水に対してにがり原液2～3滴）に調整していました。

にがり原液を直接塗布すると刺激が強くピリピリするため、アトピーのよのうな皮膚が剥けていたり、ジュクジュクしていときの使用は要注意！！

肌がジュクジュクしていない・傷がない時に使用するなど、肌状態に注意したうえで、始めはにがりの濃度を薄くして徐々に調整していくといいです。

にがり温泉

にがりに含まれるマグネシウムには老廃物や角質を吸着して排出する働きがあります。

リバウンド症状がひどいときはお風呂に近づこうともしなかった息子ですが、肌状態が落ち着いた現在はお風呂が大好きになりました。

息子がお風呂に入るようになってから「にがり温泉」を始めることができましたが、マグネシウムは浸透圧が高いため身体の芯までポカポカと暖めてくれる効果があります。

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試したのは「亀山堂の赤いにがり」

亀山堂の赤いにがりは長崎県産の海水100％で作られた、海の恵みが濃縮されたにがり。

特殊工法で重金属、ダイオキシンなどの有害物質を取り除いてあるため、不純物が含まれておらず安心して使うことができます。

ミニボトル付き

亀山堂のにがりには携帯に便利なミニボトルが付いていました。

ボトルの裏面には利用方法がかかれているので、使用量の目安をすぐに知ることができて便利。

にがり温泉用にと購入した亀山堂のにがりですが、ミニボトルがあることで、料理に使用したり、飲料に混ぜたり、歯磨きに使用したりと使用の幅がグッと広がりました。

賞味期限

にがりは塩と同じで腐るような品物ではないため、賞味期限はないとされていますが、亀山堂のにがりには賞味期限の記載がありました。

私が亀山堂のにがりを購入したのは2023年11月で、届いた商品の賞味期限は約2年後の2025年10月となっていました。

保存方法

直射日光の当たらない常温で保存します。

冷たいところだと結晶が起きるのが早くなり、冷蔵庫などで保存すると結晶が沈殿することがあります。

結晶は身体に害はありませんが、お風呂に入れて使うか、取り除いて使用するようにしましょう。

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アトピーに「にがり」は効果があるのか

硫黄にはアトピー性皮膚炎の原因と考えられる「ブドウ球菌」の増殖を抑制する効果があり、にがりにはこの硫黄が含まれています。

また、肌の新陳代謝を活性化させ、古い皮膚細胞を新しい細胞に変える働きがあるマグネシウムを多く含むにがりは、飲むことと直接肌に塗布することで、内外から皮膚トラブルを抑えることが期待できます。

海水浴をキッカケに息子のアトピーが改善した姿を目の当たりにし、その効果が帰宅しても続けばアトピーはよくなる…！と思って始めたにがりの活用。

150ml～200mlのにがりならスーパーでも手に入り、お値段も数百円と手軽です。

もちろん人それぞれ、合う合わないはあるかと思いますが、にがりは利用方法も幅広く手軽に試せるといったメリットがあるので、まずは試しに！という場合は少量のにがりを買って試してみてはいかがですか？

参考文献

今回の記事は上記2冊の本を参考に、使用方法や効果についてご紹介しています。

いずれも古い書籍になりますので、興味がある方は図書館で借りるなどして、ご一読ください。