息子のアトピーをきっかけに、私自身も肌に使うものはなるべくシンプルなものへとシフト。
今では化粧水・リップクリームは自分で手作りするようになりました。
そんな手作りコスメでおすすめするのが乾燥する冬場には欠かせない『リップクリーム』。
乾燥する冬場を目前に、今期は手作りリップクリームに挑戦してみませんか?
手作りリップクリームの基本材料
★基本材料
・植物油(キャリアオイル)10ml
・ミツロウ 2g
☆お好みでプラス
・アロマオイル 1滴
・シアバター 1g
基本材料は植物油とミツロウの2つ。
香りをプラスしたい場合にアロマオイル(精油)、保湿力UPをしたい場合にシアバターなど、お好みで材料をプラスできるのも手作りコスメならではの魅力。
▶ミツロウはどこで買える?
ミツロウ(Bee wax)はミツバチが巣を作る際にお腹にある蝋線から分泌するロウのこと。
わずかに蜜の香りが残る未精製の黄色いものと、精製された白いものがあります。
ミツロウはアロマテラピー専門店(生活の木など)で取り扱いがあり、20gの少量で500円程度、100gで1,000円前後で購入できます。
アロマテラピー専門店が近くにないという方はネットショップでも多く取り扱いがありますよ。
▶植物油は何を使えばいいの?
手作りリップクリームに欠かせない植物油(キャリアオイル)ですが、種類が多すぎて何を選べばいいのかわかりませんよね。
初心者さんにおすすめな植物油は、浸透性と保湿力があり、酸化しにくく扱いやすいホホバオイル。
ホホバオイルは価格も比較的安く、全身のボディトリートメントにも使うことができるので無駄なく使えておすすめです。
私がよく使うオイルは無印良品のホホバオイル50ml(890円)と、生活の木のホホバオイル25ml(891円)の2種類ですが、いずれも1,000円以下で揃えることができます。
手作りリップクリームに必要な用具
手作りリップクリームを作るうえで必要となるのが以下の用具。
★必要用具
・リップクリーム容器 1個
・ミニビーカーなどの耐熱カップ 1個
・ガラス棒(竹串でもOK) 1本
・湯煎器具(フライパンなどで代用可能)
専用の用具を揃えるとなるとスタートのハードルがグッと上がってしまいますよね。
しかし手作りリップクリームの場合、必要用具は自宅にある物での代用や、100均で揃えることができるため、気軽にスタートできるんです。
ミニビーカーはダイソーで購入でき、ガラス棒は竹串でも代用可能。
湯煎器具はわざわざ購入しなくても小さなフライパンなどでも代用できます。
ちなみに写真のミニフライパンはダイソーの220円商品。
このフライパンは手作りコスメにちょうどいいサイズ感で、220円という手軽さからもビギナーにおすすめです。
\フライパン詳細は別の記事で紹介しています/
”ちょっとだけ欲しい” に応えてくれるダイソーのミニフライパン(220円)
▶リップクリーム容器
私はバームやハンドクリームも手作りしているため、容器はリップスティックタイプではなく写真のようなアルミ製のクリーム容器に入れています。
リップクリーム容器は100均のトラベルセットのクリーム容器を代用してもいいですし、リップスティックタイプの容器はネットで安く購入することができます。
手作りリップクリームの作り方
【STEP1】
・ミツロウ 2g、植物油(キャリアオイル)10mlをビーカー(耐熱カップ)に入れる
※シアバターをプラスする場合は、このタイミングで入れます
各材料の量はお好みの使用感で調整してください。
季節によっても仕上がりの硬さが異なってきます。
【STEP2】
・フライパンに水を入れてお湯を沸かす
↓
・お湯が沸いたら【STEP1】で用意した材料を入れたビーカーを湯煎にかける
※湯煎器具があればそれを利用してください
・ガラス棒でかき混ぜながらミツロウを溶かす(ガラス棒は竹串などで代用可)
↓
・ミツロウが溶け、植物油と混ざればOK
【STEP3】
・リップクリーム容器に入れる
※精油をプラスする場合はこのタイミングで加えて、竹串などで混ぜるようにします
↓
数分で固まります。固まれば手作りリップの完成!
↑仕上がりはこんな感じ。
私はシンプルなアルミケースを使っているため、フタにオリジナルのラベルを貼っています。
片付けの際、ビーカー(耐熱カップ)に入れたクリームがそのまま固まってしまうことがありますので、キッチンペーパーなどでキレイに拭き取り、熱めの湯で洗うようにしましょう。
※残ったクリームをそのまま流すと固まってしまい、配水管が詰まってしまうこともあるのでご注意ください。
注意点
唇の皮膚は薄く刺激に弱いため、精油も刺激物になります。
精油は何も使わないか、使う際はごく少量(1滴)で用いるようにしてください。
使用する精油はペパーミント・レモングラス・グレープフルーツなどの刺激が強いものは避け、刺激が少ないラベンダー・ローズウッドなどがおすすめです。
また、ミツロウにはハチミツ由来のボツリヌス菌が含まれている可能性があります。
1歳未満のお子様がいらっしゃる場合、お子様の手の届かないところで管理・使用するよう注意してください。
手作りリップの魅力はなんといっても自分好みに調整ができるうえ、添加物が入らないこと。
「案外簡単かも!」と思ったらぜひ一度、挑戦してみてはいかがですか?
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