ドクダミは5月下旬から6月初旬にかけて白い花を咲かせますが、この開花のタイミングこそ、ドクダミの薬効が高いとされています。
そんな ”ドクダミの花” を使って、虫除けスプレーやかゆみどめを作ることができるってご存じですか?
とっても簡単にできるうえ、添加物などは一切入らない。
安心して使うことができる自然な虫よけスプレー作りに挑戦してみませんか?
ドクダミは「十薬」の異名をもつ生薬
どこにでも咲いているあの “ドクダミ” ですが、日本では『三大民間薬』の一つでもあります。
「ドクダミは三毒を消す(三毒とは先天の毒・後天の毒・食毒)」という言葉もあるくらい、古くから民間療法として重宝されてきました。
ドクダミは解毒薬として有名ですが、皮膚の炎症を抑える効果もあるとされています。
ドクダミチンキの作り方
<用意するもの>
・ドクダミの花
・煮沸消毒した瓶
・度数35度以上のアルコール
今回はドクダミの花と蕾を使ってドクダミチンキを作りますが、葉でも同じようにドクダミチンキを作ることができます。
お好みにでドクダミの葉を混ぜたり、葉のみで作ってみてくださいね♪
①ドクダミを洗う
ボウルなどに水を入れ、ドクダミを軽く浸けて洗います。
キッチンペーパーや新聞を敷き、乾かします。
キッチンペーパーで水気を拭き取るのもいいですが、風邪通りのいいところに30分~1時間ほど置いておくと自然に乾きます。
水気があると腐敗やカビの原因となってしまいますので、しっかり水気を切ります。
個人的には「竹ざる」を使って乾かすのがおすすめ。
②花を瓶に入れる
乾かしたドクダミの花と蕾を瓶に入れていきます。
ドクダミの葉を入れてもいいですし、葉だけでも◎
お好みに合わせてアレンジしてください。
③アルコールを入れる
ドクダミの花が浸かる量のアルコールを注ぎます。
1~2日に1回程度、上下に混ざるように振るようにして、冷暗所で1ヵ月~2ヵ月ほど保存。
↑こちらが1カ月半経過したドクダミチンキですが、全体が黄色くなればドクダミチンキの完成です。
完成したドクダミチンキは、花を取り除いてスプレーボトルなどに入れれば虫除けスプレー・やかゆみ止めとして使えます。
しかし、スプレー容器などに入れて使う場合は不純物がスプレーに詰まることがあるため、個人的にはコーヒーフィルターやガーゼなどで濾してからスプレー容器などに入れて使うことをおすすめします。
ドクダミチンキはそのまま使うこともできますが、私の息子はアトピーで肌弱さんなので、1:1(ドクダミチンキ:精製水)に薄めたものを100均で手に入る遮光瓶に入れて使っています。
作ったドクダミチンキを全て一気に精製水で割るのではなく、使い切れる分だけ少量ずつ薄めて使うようにすると無駄になりません。
もちろんですが、保存料などの添加物は入らないため、精製水で薄めたものは数日~1週間程度で使い切るようにしましょう。
また、アルコールをつかっているため、心配な方はパッチテストをしてからご使用くださいね。
葉も活用しよう
今回私はドクダミの花だけでドクダミチンキを作りましたが、ドクダミの葉は別の形で活用しています。
手軽にできるものでは、ドクダミの葉を乾燥させ、ガーゼなどに包んで湯船に入れる ”ドクダミ風呂” がおすすめ。
乾燥させたドクダミには血流量・尿の分泌を増加・組織再生作用など、広範囲な薬効があるといわれているんです。
ドクダミ特有のにおいは乾燥させることで軽減するため、 生のドクダミほどキツイにおいはなく、ハーブのような香りを感じれます。
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ドクダミの花を使ったチンキ、ドクダミの葉を使ったドクダミ風呂をご紹介しましたが、肌に合わない場合には使用をお控えくださいね。
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