「胸が張って痛い。乳頭が切れた。おっぱいにしこりができた。」同じように悩む新米ママも多いのではないでしょうか?
私はミルク・母乳の混合ですが、産後10ヶ月経った現在もおっぱいトラブルは尽きません。
そこで今回は、私が経験したなおっぱいトラブルをもとに、助産師さんに教えてもらったセルフケア、対処法をあわせてご紹介します。
胸が張って痛い…原因と対処法
産後2日目ころから急におっぱいが張ってきて寝返りを打つのも辛いほど痛くなりました。
胸が張って痛いその原因は乳房がうっ血したことで起こる生理現象。
生理的な物なので日が経つにつれ痛みは治まってきますが、熱をもってカチコチになってしまい、授乳するのも触れるのも痛いということもあります。
セルフケアでも状態が良くならない場合は乳腺炎になってしまう可能性もあります。
無理をせずに早めに産院を受診するようにしましょう。
対処法① 赤ちゃんに吸ってもらう
「赤ちゃんが泣いたら吸わせる」を心がけ、頻回に授乳するようにしました。
産後すぐは母乳の分泌が十分ではなく、赤ちゃんも上手に吸えないので「赤ちゃんに吸ってもらう」だけでは解決しませんでしたが、吸ってもらうことで張りや痛みは緩和します。
母乳に慣れてくる産後1ヵ月ころからは吸ってもらうことで解決することが多かったです。
対処法② 搾乳する
搾乳器で上手く母乳が出ない場合は、自分の手で絞った方がでるかもしれません。
授乳間隔が開いておっぱいがカチコチに硬くなってしまう場合は、少し搾って圧抜きをしてから授乳を始めるといいです。
私は入院中におっぱいが張って痛いときは哺乳瓶に手絞りで搾乳したものて赤ちゃんにあげていましたが、初めは1時間近く頑張って搾乳しても20mlがやっとの状況でした。
搾乳した母乳は冷蔵庫で保管し、授乳時にはマグカップにお湯を入れて哺乳瓶ごと温めてあげるといいですよ。
産院で教えてもらった方法になりますが、助産師や看護師に確認して病院の方針に従ってください。搾乳した母乳を飲ませるのは2-3時間以内にしたほうがいいそうです。
対処法③ 冷やす
「産後2日ころからおっぱいがカチコチに硬くなり、熱を帯びて痛い…!」
そんな時に1番効果があったのは冷やすことでした。
急激に冷やしすぎるのは逆効果なので、保冷剤をガーゼやハンカチで包んだり、濡れタオルを胸に当てたりして、間接的に冷やすようにしましょう。
入院中におっぱいが張って痛いという場合は、病院で保冷剤を貸してくれるかもしれませんので、入院先の病院で確認してみてください。
入院道具に保冷剤を何個か用意しておくのがおすすめです。
私は小さいサイズの保冷剤を4個用意していましたが、フル活用していました。
乳首(乳頭)が切れて痛い… 原因と対処法
産後1ヵ月くらい経ち、少しずつ授乳にも慣れてきたころに乳首が切れました。
様々な要因がありますが「赤ちゃんが乳首の浅い位置で吸着してしまう」「乳頭の同じ場所に負担がかかってしまっている」ということが一因として考えられます。
対処法① 奥深くまでしっかり吸着してもらう
特に初産婦さんに多いのが、浅い位置で吸着することが一因となって乳首が切れてしまうこと。
乳首に負担をかけないよう、乳輪全体をパクッとくわえてもらうように深い位置での授乳を意識するようにしたら徐々に赤ちゃんも慣れてい奥深くまでしっかり吸着してくれるようになります。
また、乳首から口を離すときは引っぱらずに赤ちゃんの口の端に小指を添えてそっと離すようにすると負担が少なくすみます。
対処法② 抱き方や吸わせ方を工夫する
授乳していると自分の楽な位置・あげやすい方向に偏ってしまいがちです。
同じ方向ばかりで授乳していると、乳首の同じ場所に負担がかかるため傷ができる一因になってしまいます。
授乳時は抱き方や吸わせる方向を変えながら授乳をするようにしましょう。
対処法③ 傷口には薬をぬる
傷口には馬油などで保湿するようにしましょう。
私は「ピュアレーン」という軟膏を塗っていましたが、このピュアレーンは天然素材100%なので、ふき取り不要でそのまま授乳ができます。
乳首が切れてしまった時は授乳後に毎回、痛みが和らいできたら徐々に塗る回数を減らしていくと2-3日で痛みも治まります。
軟膏をぬっても数時間後には授乳…これが本当に痛かったので、「痛いかも?切れそうかも?」と思ったら早めに軟膏を塗るようにすると治りも早いです。
「乳頭ケアに使わなかった」という場合は、赤ちゃんの乾燥肌にも使えますし、ママのリップ代わりに使うのもおすすめですよ♪
7gは少ないと思いましたが、伸びがよく切れた時だけ使っているので1本あればかなり持ちます。
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おっぱいにしこりが…!原因と対処法
乳管や乳腺の一部が滞り、母乳の排出がうまくいない箇所があると母乳のつまりが起こります。
母乳が詰まったままの状態が続くとしこりとなって乳腺組織を圧迫し、症状が悪化すると乳腺炎を引き起こしてしまうことも…。
対処法① しこりのある乳房から授乳する
- 授乳の際はしこりのある乳房から先に授乳するようにする
- しこりのある部分をマッサージしてから授乳する
- 授乳回数を増やす、頻回授乳をする
母乳の間隔が開いたり、母乳を1回飛ばしてしまったりすると詰まることが多く、私の場合は赤ちゃんが吸ってくれることで詰まりが解消することがほとんどでした。
しこりができてしまった乳房から先に授乳したり、授乳前は少し手で絞ってから授乳してあげるといいです。
すでに「胸が硬くなってしまい痛い」「熱が出る」など乳腺炎の可能性がある場合は、早めに病院で診てもらいましょう。
対処法② 乳房マッサージする
- 「胸が張ってきた!」と思ったら搾乳器ではなく、手で絞る
- しこりを出すように乳頭に向かってマッサージする
母乳が軌道に乗るまではしこりが同じところにできてしまったり、胸が張り、熱をもって痛くて寝返りすら辛いといったことが何度もありました。
赤ちゃんが吸ってくれるのが1番楽になる方法ですが、赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれない時は手絞りで搾乳したり、マッサージをしたり、熱をもっている場合は冷やすと痛みが緩和します。
乳房マッサージで乳管が開通されれば母乳も出やすくなり、しこりや張りといった症状が改善されます。
おっぱいが張っている時のマッサージは痛いですが、しっかり詰まりを解消しないと乳腺炎になってしまう可能性もあるため、早めの対処が大切です。
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