私の息子は1歳になっても何度も繰り返す湿疹を伴うかゆみに悩まされていました。
1歳になっても改善しない症状にアトピーを疑い、通っていた小児科を変えたところ1歳半で「アトピー性皮膚炎」の診断を受けました。
今回はアトピー性皮膚炎の診断を受けるまで、どのような症状があったか?こうしておけばよかった。という記録になります。
アトピー性皮膚炎と診断を受けるまでの症状
▶ひざ裏

部位:ひざ裏、ひじの内側、太もも(両足に同じような症状が出ている)
症状:赤みがあり掻いて皮が剥けている
特に体が温まるお風呂上りや、寝てから2~3時間経ったころに必ず無意識に掻きむしっていたのがひざ裏。
赤みもあり、掻きむしって皮がむけていました。
▶足首

部位:足首(両足に同じような症状がでている)
症状:乾燥してガサガサ、掻きむしって血が出る
ひざ裏に続いてひどかったのが足首。
両足の足首に同じような症状が出ていましたが、特に左足は血が出るまで掻きむしってしまうことも。
▶うなじ

部位:うなじ、首の後ろ
症状:赤みがあり、カサカサに乾燥して皮が剥けている
低月齢の頃から同じような症状を繰り返していたうなじ。
小児科でもらった保湿剤・ステロイドを塗っていましたが、ステロイドをやめるとすぐにぶり返すのがうなじでした。
処方されていた薬

息子は生後3カ月ころから脂漏性皮膚炎や接触皮膚炎など、いわゆる乳児湿疹に悩まされていました。
かゆみを伴う湿疹、血が出るほど掻きむしってガサガサになった肌、かぶれや蕁麻疹など頭皮から足首まで全身に肌トラブルがあり、月に1回は小児科を受診するほど。
そんな息子がアトピー性皮膚炎の診断を受ける前(生後3カ月~10カ月まで)に処方されていた薬がコチラ↓
<顔・体・四肢>
・プロペト
・ヒルドイド軟膏
<体・四肢など赤いところ>
・クロベタゾン酪酸エステル軟膏0.05%
・キンダベート軟膏0.05%
・ベタメタゾン吉草酸エスエル軟膏0.12%
<頭皮>
・ヘパリン類似物質ローション0.3%
・リンデロンーVGローション
<>内は薬の使用部位
様々な皮膚症状に合わせて、処方される薬が変わっていましたが、基本は保湿剤とステロイドでした。

医師や病院によって考え方や薬の処方はもちろん異なると思います。
上記の処方はあくまで息子のケースとなりますのでご参考までに。
\<体験談> 乳児期の肌トラブルは別の記事で紹介しています/
接触性皮膚炎
>> 離乳食を食べたら湿疹!?接触皮膚炎の症状やケア方法
乳児脂漏性湿疹
>> 乳児脂漏性湿疹はいつ治る?病院へ行く目安やケア方法
市販の保湿剤ではダメ?

ステロイドは塗りたくないからと市販の保湿剤でなんとかしたいと考えていましたが、かゆみ・赤み・乾燥などの症状が強かった息子は、市販の保湿剤は肌に合いませんでした。
「使って3日で赤みが引いた」「1週間でよくなった」というような高評価の保湿剤も試しましたが、息子の場合は口コミや評価のいい保湿剤を使っても評価内容にあるような即効性の効果を感じれたものはありません。
・ファムズベビー
・ピジョンベビーミルクローション
・アトピタ全身ローション
・Mama&Kids ボディミルキークリーム
どんなに高評価の保湿剤でも赤やんの肌に合う・合わないは個人差があります。
肌に合うものなら継続して使うのはありだと思いますが、息子のように肌の状態がよくない場合や、症状が改善しない・悪化してしまったという場合には早めに小児科で診てもらうようにしましょう。
こうしておけばよかった!私の失敗談

生後10カ月まで同じ小児科へ通っていましたが、なかなか改善しない症状に思い切って病院を変えてみました。
私が「もっと早くこうしておけばよかった」と後悔したポイントは2つ。
・同じ医師に症状の経過を診てもらう
・薬が合っている場合は同じ薬を使う
▶同じ医師に症状の経過を診てもらう
以前通っていた小児科は小児科医が2人いる病院だったため、医師によって診断や薬の処方が変わることがありました。
しかし、1歳から行きはじめた小児科では毎回同じ医師が症状を診てくれるため、症状が改善している・悪化している、薬があっている・あっていないといった、経過を診て薬の処方を判断してくれます。
自身の経験から毎回違う医師が診ても症状の経過や変化はわからないため、毎回同じ医師に診てもらうことをおすすめします。
症状が長く続いてなかなか改善しない場合は、病院をかえて別の医師に診てもらったり、アレルギー専門医がいる小児科へ行くことを検討してみてはいかがでしょうか。
アレルギー専門医は「日本アレルギー学会」のHPより検索ができます。
>>日本アレルギー学会専門医・指導医一覧(一般用)|一般社団法人日本アレルギー学会 (jsaweb.jp)
▶薬が合っている場合は同じ薬を使う
現在のかかりつけ医からは症状に効果があったステロイドを把握したうえで、継続して使うよう指導を受けました。
しかし息子の場合、病院を変える前は医師によってステロイドの処方が変わったり、特に指示もなかったため私の判断で先発医薬品⇔後発医薬品(ジェネリック)に変えたりと、知らぬ間に数種類のステロイドを使用。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品と同一の有効成分を同一量含有しており、効能・効果や用法・用量も基本的には変わりません(※1)
ジェネリック・レイアウト.indd (mhlw.go.jp)
※1 先発医薬品の特許が一部有効である等の理由により、効能・効果や用法・用量が先発医薬品と異なるケースが、例外的に存在します。
どの薬(ステロイド)が息子の症状に効果があったかと聞かれても、息子の症状に効果があったステロイドはどれだったのか全く把握できていませんでした。

医師や病院によって考え方や薬の処方はもちろん異なると思いますので、あくまで息子のケースとなります。
おすすめ本

息子のアトピー性皮膚炎を機に、2020年以降に出版された本で絞り購入した本が『図解 最新医学で治すアトピー』です。
アトピーに関する本はありすぎてどれがいいのか迷子になっていましたが、『図解 最新医学で治すアトピー』はアトピーの治療法や薬の種類、セルフチェックなど、わかりやすくまとめてありアトピー初心者の私にも読みやすい1冊でした。
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