アトピーっ子には厳しい季節の変わり目。
少しずつ肌寒くなり、今月は子供たちの体調にも波がありました。
これはアトピーと診断された息子に薬を使わない治療を選択した母の記録。
アトピー診断から11ヶ月

↑こちらは1年前、乳児湿疹のピークが少し落ち着いていたころの写真。
この後、市の8ヶ月検診でアトピー診断を受けるのですが、早いものでそのアトピー診断から1年が経過しようとしていました。

↑すっかり赤ちゃん感が抜けた1歳8ヶ月になった息子。
薬の塗布や内服は一切なし。
たまに手作りのドクダミ水、馬油などでケアしながら、1年経つ頃には顔はすっかりキレイになっていました。
今ではパッと見ただけではアトピーとは分からないとよく言われるほど。
過去の写真と比べると、自然治癒力のすごさにただ、驚かされます。
顔の次は首から下

顔がよくなってきたのと比例して悪化してきたのが首から下です。
特に、手が届く首~肩は掻きむしって傷だらけになっています。

首から下は全身が乾燥してカサカサ。
肩~脇の辺りは皮膚が剥けてウロコのようになっているのがお分かりいただけますか?

気づくと脇の下は瘡蓋におおわれていることもあります。

足の付け根~太ももは皮膚が厚くなっているのがお分かりいただけると思います。
しかし、以前はもっとひどかったので、これはかなりキレイになってきているんです。
脱ステの離脱症状を経験して

長男は脱ステ経験者ですが、次男のアトピーを見ていると長男はアトピーというよりステロイド離脱症の苦しみが大きかったと思わされます。
長男の脱ステで何より辛かったのが「寝れないほど強烈な痒み」です。
寝ても1時間もしないで泣いて起き、それは朝方まで続き、お日様が上がる頃に疲れ果ててようやく眠りにつく日々。
血がでるまで掻き続け、気づけば皮膚はボロボロになり、ベットも床も剥けた皮膚だらけ・血だらけ滲出液だらけ。
水に触れること、肌を出すことをとにかく嫌がっていました。
一方で、次男のアトピーは掻きむしって皮膚がボロボロになっても、水に濡れることも大好き、夜も寝る前に掻きむしってしまうものの、一度寝れば朝まで起きません。

同じ ”軽度のアトピー” なのに、経過は実に対照的。
実際に間近でふたりを見ていると、長男が苦しんだのはステロイド離脱症だったのだろうと思わずにいられないんですね。
次男はアトピー診断を受けてもうすぐで1年になります。
「1年も経つのにまだよくなっていない」ことに焦りもあり、ステロイドを使わない選択が本当に良かったのかはいまだに分かりません。
しかし、長男の脱ステから安易にステロイドに手を出させなくなり、ステロイドがなくてもちゃんと自分の力で治せていけることを間近で教えてもらったので、今後も薬を使う予定はありません。


