”脱ステ” することで改善するかもという期待しかなかった2年前の誕生日。
”脱ステ” 継続に悩み、試行錯誤し、毎日葛藤だらけだった1年前の誕生日。
そして、薬なしツルツルの肌で迎えた今年の誕生日。
気づけば脱ステを開始してから2年が経過し、定期的な息子の脱ステ記録もついに最後を迎えることができました。
脱ステから2年

ありがたいことに、顔に関しては本当にツルツルをキープできています。
目元が乾燥し、おでこにブツブツができることもありますが、ここ半年くらいはこのツルツルの状態を維持できています。

一向にカサカサが改善しなかった首も、今月になりかなりキレイになりましたよ。
思い返せば今月はあまり首を掻きむしる姿を見ていません。

両腕の関節も少しブツブツができていますが、掻きむしることなくキレイな状態をキープ。

ヒザの裏は良くなって悪くなってをずっと繰り返しています。
現在はブツブツができて、痒くて掻きむしってしまうのがヒザの裏と太ももの内側です。
それでも、以前のように血が出るまで掻きむしったり、昼夜問わず掻きむしるような行為はありません。
眠くなったときだけ、無性に足を痒がるだけ。
気づけば寝る前のカキカキタイムもなくなっていました。
脱ステを乗り越えて

脱ステを始めてから今日までの2年間は、私の人生にとってとてつもなく強烈な濃い2年でした。
息子のアトピーに真剣に向き合うキッカケをくれたのが「脱ステ」で、脱ステを始めたことで当たり前に疑問を持つようになりました。
思い返しても泣いてしまうほど辛いリバウンド期をよく笑顔で乗り越えてくれ、本当にたんくさんのことを身をもって教えてくれた息子には感謝しかありません。
当時まだ2歳でお話しも上手くできず、自分の意志も選択する権利もない息子。
そんな幼い子どもに ”脱ステ” というイレギュラーな治療方針を選んだ母親。
今となっては当時の選択は間違えていなかったといえますが、何度も何度も夫婦で言い合いになり、周りからの視線・言葉に挫折しそうになったり、自分を責めることもたくさんありました。
先日、肌がボロボロの自分の写真を見た息子が「この子はだれ?お顔いたいんだね。」と、自分の顔も分からないような姿の写真をみて涙を流していました。
今では脱ステの記憶はない息子の姿に、2年前私に「1日も早く、子どもが幼いうちに脱ステを始めた方がいい。大きくなるほどステロイドから抜けだせなくなる。」そういってくれたママの言葉の意味が分かったような気がします。
今後は、この2年間息子から教わった「自然療法」や「自然の手当て」など、息子が試したものや、手作りの化粧水などを少しずつご紹介していこうと思っています。
2年間、息子の脱ステを優しく見守ってくれた皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
当ブログは「脱ステ」を勧めるものではなく、ステロイドを使った治療を否定するものでもありません。
息子のアトピーにはステロイドが効果がなかったため脱ステを選んでいるまでです。
「脱ステ」には賛否両論、様々な意見があるかと思いますが、脱ステを頑張る息子をどうか優しく見守っていただけると幸いです。
コメント