【初産・出産レポ】コロナ禍の立ち合い出産リアル|切迫早産からの3時間スピード出産②

妊娠・出産

「陣痛こわいな…」「コロナ禍での出産は大丈夫かな?」

妊娠後期になりお産までもうすぐ!そんなころに急にお産が怖くなってしまうことってありませんか?

私は「陣痛きた時に自分ひとりだったらどうしよう。陣痛耐えられるのかな?」とよく不安になっていました。

そこで今回は、コロナ禍での出産、初めての出産で不安を抱えている方の参考にしていただければと思い、私のリアル出産記録をご紹介します。

出産レポは長くなるため3記事に分けています。
第2回の今回は『陣痛進行期:ついに陣痛が始まり子宮口が7~8cm開大まで』の記録です。

AM11:30 陣痛が少しずつ強くなる

陣痛促進剤の量が徐々に増やされ、生理痛のような痛みが少しずつ強くなっていましたが、促進剤を増やしたからといってすぐに痛みが強くなるようなことはありませんでした。

このころ陣痛の間隔は8分くらいでしたが、陣痛がきた時に、横向きになったり四つんばいになったり、自分なりに痛みを我慢できる方法を試す余裕はまだありました。

memo
  • 強い生理痛のような痛みがあったが、痛いときは横になって乗り切れるレベル
  • 陣痛の間隔は8分くらい
  • 助産師さんと話したり、スマホを触る余裕はあった

まだまだ序盤でしたが、体力は確実に消耗されているので喉が渇き、お腹も空きます。

お昼ご飯は、陣痛が落ち着くタイミングを見計らって数回に分けて食べました。

陣痛が強くなると食べる余裕もなくなるため、食欲があるうちにしっかり食べておいたほうがいいです。

nini
nini

そこまで強い陣痛でなくても体力は消耗されます。
お腹が空くので、夫が準備してくれたパウチタイプのこんにゃくゼリーがありがたかったです。ゼリー・おやつ(軽食)・飲み物はたくさん準備しておくといいですよ!

ひとりで辛かったこと

ひとりで陣痛室にこもっていましたが1番困ったのがトイレ問題です。

「陣痛が来る前にトイレに行かないと…」と思っても、私が陣痛室として使っていた部屋は処置室だったため、室内にトイレがありません。

点滴をしてNSTを装着していたため、立ち上がるだけでも助産師さんを呼んでNSTを外してもらわなければトイレにも行けない状況でした。

トイレにいくまで
  1. 助産師さんを呼んでNSTを外してもらう
    →ここまでで5分はかかる
  2. 痛さに耐えながらトイレに向かう
    →点滴が邪魔で思うように体が動かない
  3. トイレに行くまでの間に陣痛がくる
    →廊下で痛みに耐える
  4. トイレに到着
    →点滴が邪魔でいつも以上に時間がかかる
  5. 陣痛が来る前に急いで部屋に戻る

陣痛の間隔が8分の時点で、トイレに行って部屋に戻るだけでも10分以上かかります。

近くに付き添ってくれる人がいない状況では、トイレに行くだけでも大仕事でした。

nini
nini

「立つときに支えて欲しい」「飲み物が欲しい」など、身の回りの小さな頼みごとができる人がいないことが辛かったです。こんな時に夫がいてくれたら…と、何度も思いました。

PM12:50 子宮口7cm開大

さっきまでの痛みと全然違う!痛みが治まっても休む暇なく陣痛の波がきて、声を出さなければ耐えられない痛みに変わりました。

呼吸法・四つんばいになる・お尻をおさえるなど、前もってネットやYouTubeで調べていたいきみ逃しを試そうとしましたが、痛くて体制を変えるのもやっとの状況でした

memo
  • 子宮口7cm開大では余裕が一気になくなる
  • 陣痛カウントができたのもここまで
  • 体制を変えるのも辛い
  • 呼吸法では陣痛は和らがなかった


ひとりで耐えていましたが、どうにもならずナースコールをしました。

すぐに助産師さんが来てくれ、2回目の内診ぐりぐりがありましたが、陣痛の痛みに耐えるのに必死で何が痛いのかわかりませんでした。

助産師
助産師

7cm開いてますね!ママよくここまで1人で頑張りましたね!
順調に進んでいるので、もうすぐ赤ちゃんに会えますよ!

ネットで調べた情報を自分に当てはめ、「まだまだ時間がかかる」「もっと痛くなるはず」といった、勝手な思い込みで陣痛に耐えていましたが、気づいた時にはお産はかなり進んでいました。

ここから一気に慌ただしくなり、2人の助産師さんが付きっきりで診てくれるようになります。

さっきまでひとりで陣痛に耐えていましたが、トイレに行くのに付き添ってもらったり、いきみ逃しをしてくれたり、誰かが付いていてくれるだけでかなり安心感がありました。

PM13:30 子宮口8cm開大

どの体制が楽なのか、何をしたら痛みが軽減されるのか、陣痛のたびに助産師さんがいきみ見逃しを試してくれましたが、痛みは強くなるばかりでいきみを逃すのは難しかったです。

急に下痢のような排便をしたくなるような感覚に襲われ、「トイレ行きたいです!大がでます!」と助産師さんにいったところ、3回目の内診ぐりぐりをすることに。

内診のため仰向けになるようにいわれますが、陣痛が来ている中で仰向けになるのは結構きつかったです。

助産師
助産師

ママもう少しです!もう8cm開いているので準備して分娩室に移りましょう!
分娩室に移る前に、旦那さんに連絡できますか?

memo
  • 子宮口8cm開大では話す余裕もなかった
  • いきなり下痢のような感覚に襲われた
  • 体制を変えるのがかなり辛かった

子宮口が8cm開大したところでようやく分娩室に移動することになります。

PM13:50 夫へ連絡

分娩室へ移る前に夫へ連絡することになりましたが、すでに余裕がなく助産師さんに電話を託しました。

助産師
助産師

これから分娩室へ移るので、旦那さんは必ずシャワーを浴びてから来院をお願いします。
到着したら受付に行って指示を受けてください。

夫は連絡を受けて慌てて準備をしたそうですが、電話を切ってから到着までに40分くらいかかりました。

分娩時立ち合い出産の条件
  • 感染対策のため、来院の際はシャワーを浴びてくる
  • 手指消毒、検温必須(体温が37.5℃以上は立ち合い不可)
  • 指示があるまでは指定の場所で待機する
  • 出産を終えたら速やかに退室する
  • 分娩室に入る際はマスク・医療用ガウンを着用する

私が出産した産院では、条件付きで分娩時のみ立ち合いのみ許可されていました。

上記以外にも細かな条件があり、同意書の記入もありました。

nini
nini

私たちは立ち合い出産を希望していたので、条件があったとはいえ分娩時のみでも立ちあうことができたのはありがたかったです。

ここまでの反省点

・無理をせずに早くナースコールをするべきだった

「初産は時間がかかるから全開まではまだまだ」「もっと痛くなるはず」という思い込みから、ひとりで痛みに耐えていましたが、気づいたころには7cmまで開大していました。

「こんなことでナースコールしたら悪いしな…」という思いがあり、身の回りのことは自分でしていましたが、陣痛にひとりで耐えるのは思った以上に辛かったです。

nini
nini

サポートがいない状況では、遠慮などせずに助産師さんに助けを求めましょう。
誰かのサポートがあるだけで精神的にもかなり安心できます。

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